ＦＡＳ工房

今までの雑話４　（２００２．０５．２１～２００３．０５．２３）

失敗しました。（２００３．０５．２３）

　１ヶ月前にシャンパーニュというシャンソニエの店へ行った時に、若手のホープである佐藤君が

　出演していました。

　佐藤君は長身の上美顔のスマートな青年で、歌手とモデルを両立させています。

　モデルでＴＶのコマーシャルにも出た事があるそうで、最近は歌に深みが加わり大活躍して

　います。

　彼はどんなものを着ても絵になりますが、当日のステージ衣装がシンプルでとても良かった

　ので、私も欲しくなり、買ったお店を教えてもらいました。

　それから２週間後に友人の歌の発表会でたまたま佐藤君と出会い、「もう買いましたか？」と

　聞かれたので、発表会の後に買いに行ってきました。

お店は渋谷にあるＺＡＲＡ。
この店はほとんどの服が若者専門で、ちょっと場違いかなと
思いながら店内を廻りましたが、目指すデザインの服はもう
ありませんでした。
せっかく来たからと、１着購入しました。
淡いチャコールグレー色の長袖の麻地で、胸の部分が広く
Ｖ字に開いた上からかぶる服です。
中にＴシャツかタンクトップを着れば似合いそうです。	ハマナス

　なんとなく満足しながら帰宅し、早速着替えて鏡の前に立ちました。

　な、なんと全然似合わない…

　私の体型と年齢と顔では全くダメでした。

　家族にもボロクソに言われ、思わず破ってゴミ箱へ捨ててしまいました。　

　その悔しさを友人の司純さんに話したら、「それはそうだよ。藤原紀香の服がかっこいいからって、

　泉ピン子が着てもいいとは限らないから。」だって。

教えてあげたい（２００３．０１．２３）

　もう１年以上続いている事があります。

　何かと言えば、ウォーキング。

　私の場合は、両手を振って姿勢を正して本格的に歩くものでなく、カバンを片手に持った通勤ウォーキング。

　毎日、自宅から事務所まで歩く時間は往復で８０分。

　２０分以上続けて歩かないと体内脂肪が分解されないそうです。

　それで、小岩駅で下車するところを、一駅前の市川駅で降りて事務所まで歩いています。

　２５分少しかかるので、この区間が有効になるのでしょう。

　歩くのは嫌いではないので、苦になりません。

　体重を減らしたいという願いがあり、歩いてみようと思ったわけです。

以前はダンベル体操を一年間やり、５㎏落としたのですが、その先
がどうしても落ちなかった。
７０㎏以下にしたいと思うのだけれど、食べる量は制限したくない。
食べて体重を落とす方法はないのだろうかと色々考え、とりあえず
歩いてみるかと始めました。
最初の３ヶ月間は全く効果なし。
６ヶ月後に少し減り始め、１年間近くなってやっと３㎏落ちました。
それでとうとう念願であった６９㎏になり、そのまま続いています。

　久しぶりにお会いする人には、少し痩せましたねと言われる事が多く、この時はしてやったりです。

　一番喜ばしい事は、お腹が目立たなくＴシャツが着れるようになった事で、この夏は何枚も買い込んでしまい

　ました。

　Ｔシャツなんて安いもんですが。

　何と言っても、食事を制限しないで減量できる事はいいですね。

　この方法を、あの方にも教えてあげたい！

真剣勝負（２００２．１１．２０）

　久しぶりのコンペでした。

　コンペと言ってもゴルフコンペではなく、建築設計の競技です。

　結果は見事に落選。

　公共機関の主催するコンペは何回か経験しているのですが、今回は民間組織でのコンペ。

　この組織にあらかじめ登録された建築家の作品集を見て、家を建てたいという建て主が３人の建築家

　を選び、案を提出させてどれか１つを決める方法です。

　私としては初めての試みで、同じ条件のもと他にどんな案が提出されるのか大変楽しみであり、興味

　がありました。

３００人を越す登録建築家の中から３人の中に
入ったという事だけでも光栄でしたので、悔いの
残らないようにと全力投球しました。
自分達の考えが十分に相手に伝わるような図面、
内部もわかりやすくした模型づくりも行い、自信は
あったのですが。
コンペの審査をしたり決定したりする人が、プロの
方でなく建て主であるところが、このコンペの大変
難しく、おもしろいところです。
設計内容と同等に人と人との相性というか、フィー	コンペ案
リングが問われることになりますので。
この建築家には頼みたくない、この人にはぜひお願いしたいという好みが当然出てくるでしょうから、
いかに相手の心をつかみ、くすぐるような話術が求められるか、今回のコンペを通して大変勉強に
なりました。
３人の中で結婚相手を決めるのと似たようなもので、敗れた２人は縁がなかったという事です。
敗れて少し後味の悪さが残りましたけれど。

　コンペは自分の案が他社と比較し、比較されることにより、客観的に自分自身のレベルがわかり、

　勝敗にかかわらず今後のエネルギーになります。　

　コンペで敗れても次の仕事で活かす事もでき、反省点をふまえて次のステップへと向かう自分を磨く

　良い機会です。

　ですから、今後もどんどんコンペに参加したいと思っています。

　もちろん、一番になる事を信じて。

こっちゃん（２００２．０８．０６）

　今から１７年前、市川の借家に住んでいた頃に、なぜか濡縁の下に生まれたばかりの子犬を見つけ、

　犬の世話は子供達がするから飼いたいという家族の要望に負けて、飼うことになりました。

　そのうちいつの間にか、親が世話をするようになりましたけれど。

犬の名前は小次郎。
長男が「キャプテン翼」の漫画に出てくる小次郎という少年の
ファンだったので、メス犬にもかかわらず名前をつけました。
そのうち、“こっちゃん”に変わり、コジローと呼んでも反応
しなくなってしまったので、今は“こっちゃん”と呼んでいます。
こっちゃんは雑種で、顔はチワワ、形は柴犬に似ている白い
犬で、毎朝の散歩の時にはかわいいと言われる事が多く、
そんな時は飼い主は得意になったりもします。
最近は足腰が弱っているので散歩を嫌がり、私や女房の休み
の時だけ、時間をかけて散歩に出させます。

　一年前ぐらいまでは自力で階段を上って２階へ上がっていたのですが、今は両足で立っているのがやっとで、

　疲れている時は前足がだんだんと開き、大の字になって床に着いてしまいます。

　起き上がろうと足をバタバタさせるのですが、なかなか起き上がれず、思いっきり吠えたりします。

　昼夜問わず吠えるので、家族を困らせます。

　もっとも本人は白内障で目が見えないので、昼夜はわからないかもしれませんが。

　目が見えず、耳も聞こえなくなったのは５～６年前で、今は自力で水を飲んだり食べたり出来ず、人の介護が

　必要になりました。

　下の世話は勿論しなければならず、これが一番大変です。

　ゆるい便の時などは、自分の足で踏んずけたりすると床一面汚してしまい、便の臭いが強いので、掃除が

　地獄化します。

　犬も高齢化してくると、人間と同じように介護が必要となり、大きな社会問題となるのでしょう。

　ペットを飼ったら最後まで面倒を見るのが義務であり、飼うのが嫌になったとか、面倒くさくなったとかで途中で

　簡単に投げ出し、世間に迷惑を掛けている人々を見ると、怒鳴りたくなってしまいます。

　犬の介護は大変だけれども、家族がそれによって協力し合って、気持ちが一つにまとまる事もあり得ます。

　この体験を通して、将来、いろいろな所で活かされればいいなと思ってみたりもしますが。

電車空間利用のあれこれ（２００２．０５．２１）

　通勤、通学、仕事等での電車内での過ごし方は人それぞれです。

　私の場合、文庫本や雑誌、新聞を読んだりしていますが、最近は疲れ気味で、座ると同時に睡眠に入り

　目的地の前の駅で目を覚ますというパターンです。

　ごく普通の利用の仕方ですが、世の中にはいろいろと変った個性的な利用方法を時折見かけたりします。

　例えばどんな事かと言えば、

① 電車を食堂にしている。
昼時に総武線に乗った時のこと。
秋葉原付近で若いサラリーマン風の男性が、コンビ二で
買ったであろう弁当を広げて、一心不乱に食べていました。
少し驚きました。
幼い頃に、バスの中でお菓子を食べた記憶がよみがえって
きました。
夕方、内房線でビール片手に品川巻きをかじっている
おじさんはよく見かけますが、総武線では勇気がいります。