外観

切り妻や入母屋屋根を持ち、壁はモルタルに弾性リシン吹付仕上による数奇屋風の住宅。

屋根の出がとれないので金属屋根として軽く見せ、棟瓦をのせて、重さと軽さのバランスをとっている。

中央が玄関となっており、手前の平屋と２階建ての母屋が渡り廊下でつながっている。

中庭から見た外観

中庭の植物がどこからでも楽しめる、豊かな空間を作り出している。

離れの和室は軒を低くして落ち着いた印象となり、重なり合う屋根で変化を出している。

10帖の和室

和室には２間半の床の間を設けており、まるで旅館の一室にいるよう。

天井には照明器具が埋め込まれており、障子紙によって柔らかな光となる。

10帖の和室から中庭を見る

天井が高くなっており、開放感がある。障子は猫間障子となっている。

障子の向こうにはタタミ敷きの広縁があり、その先の月見台から庭の緑が見える。

離れの和室

どこからでも緑を楽しめる中庭は、母屋と離れとのつながりとなり程よい距離感を生んでいる。

和風の家は軒の出を出すことで、和風の建築らしい深みを感じる。

離れの和室から中庭を見る （建具を開けたところ）

離れの和室はコーナーの２面を大きく開放させているので、庭の樹木を一望できる。

障子を閉めると落ち着いた和室となる。

居間・食堂

居間・食堂は明るく、床・壁などの仕上げには自然素材を使用している。

階段の下部は壁一面の収納となっており、上部には冷暖房機が設置されている。