外観 既存住宅の外形は変えず、１階の食堂をギャラリー（店舗）に、その上部の吹抜を寝室に改装した。 道路から庭の緑を楽しみながらアプローチする。モミジが彩りを添える。
| 住宅の１部を店舗に改装 | Ｎ 邸 | 所 在 地 | 千葉県佐倉市 | |||
| -陶器店- | 構 造 | 木造２階建 | 施 工 | 藤原工務店 | ||
| （改装工事） | 敷地面積 | ７３．３２坪 | 撮 影 | ＦＡＳ工房 | ||
外観 既存住宅の外形は変えず、１階の食堂をギャラリー（店舗）に、その上部の吹抜を寝室に改装した。 道路から庭の緑を楽しみながらアプローチする。モミジが彩りを添える。
外観（店舗出入口） 外壁のレンガ貼は既存のままとし、食堂の窓だった部分を店舗の出入口としている。 出入口は既存引違いサッシから木製両開き扉に変更している。 新たに出入口には庇を設け、２階の窓は新たに出窓を作り、引違い木製格子戸を取り付けている。 店の名は「 Le Petit Zen 」。フランス語でかわいいゼンの意味。
アプローチ 道路からの出入口で、散歩道のようなアプローチとなっている。 2016年11月開店。
ポーチからアプローチを見る アプローチはモミジやヒメシャラなど四季を感じる植栽が施されている。これから周りの低木を植える予定。 舗装は小石を樹脂で固めたもので、やさしい色合いとなっている。
ポーチから店舗への出入口 出入口の建具は木製両開き扉を造作した。こげ茶を基調とした温かみのある外観となった。 床は300角磁器タイル仕上げとし、店舗内部も同じものにしてつながりを持たせている。
ギャラリー（店舗） 既存６帖の大きさは変えず、床・壁・天井・建具を造り替えた。クラシックな洋風インテリアにまとめている。 正面の既存間仕切りハッチ間口の奥行を利用して展示スペース用の飾り棚を設け、背面にはワーロン紙を 貼っている。壁は珪藻土コテムラ塗り。
ギャラリー（店舗） 室の巾いっぱいに展示スペースとなるカウンター収納を造作した。 家具と建具の色合いを同じとし、引手金具も揃えている。 窓にはサッシの内側に木製開き戸を新設し、ワーロン紙を使って外部の明るさを取り入れ、また隣家からの 視線をカットしている。
ギャラリー（店舗） １階の店舗部分の天井を高くしたいとの要望から、２階の床レベルを600H上げて階段状にしている。 天井高を高くすると同時に変化をつけている。 低い天井部は天井を貼ってダウンライトを埋め込み、高い方は床下地材のあらわしとして、床の構造木組を 見せている。低い天井と高い天井との間に間接照明を設けている。
２階 洋室から寝室を見る 寝室は、下階の店舗の天井高さを上げるために、２階の床レベルを一般の２階より+200Hと+600Hと階段状に高くしている。
洋室の床は、カーペットよりフローリングへ張り替え。
２階 寝室 既存住宅では食堂上部の吹抜だった部分に床を張り、床レベルを +200と+600と変化をつけている。 床材は杉縁甲板、腰壁はタモ突板。間接照明の効果もあり温かみがある。 フトンを敷くと大きなベッドのようになる。正面は洋服入れと物入、押入の収納部。
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