ABC・テレビ朝日系列
「大改造!! 劇的 ビフォーアフター」

(2015年6月14日放送)物件
−膝の泣く家−
横浜六ツ川の家  T  邸 所 在 地 神奈川県横浜市
(改装工事) 構   造  木造2階建 施  工 石井工務店
  敷地面積  27.34坪 撮  影 柴田 篤・山田 洋和
延床面積  18.20坪(改装後)


外観(改装前)
築45年の2階建て木造住宅の改装工事。
敷地は角地で、道路から約1.5m上がっている。
膝の悪いお施主様の生活を楽にするため、道路から室内までの高低差が課題となった。
外観(改装後)
敷地の周りを木の格子で囲い、室内から庭を楽しめるようにした。
屋根は北側斜線制限クリアのために屋根勾配を緩くして、高さを低くしている。
コンクリート壁の左端が入口となっている。

道路から玄関をみる
車庫から玄関までの登り坂の壁に、タイルでわずかな突起を作って手を掛けられるようにした。
壁は左官塗りで、質感を楽しむ壁となっている。
階段は急で一段目が道路に飛び出していたが、玄関を減築したスペースを使い、段数を増やして作り直した。
玄関へのアプローチ
玄関の位置を910mm奥に減築して、階段の段数を確保。

玄関までは、足腰の負担軽減のために昇降機リフトを設けた。

電動式なので、荷物の多い時など便利である。防水であるが、使わない時にはカバーをかけられる。


サン・デッキ
食堂から出られるようになっており、室内外が連続することで外部の生活も楽しめる。
目線の高さの塀に囲まれているので、外からの視線を気にせず安心感がある。
北側の庭
角地なのでL型に庭を設け、こちらは和室から緑が眺められる。


玄関
玄関・玄関ホールは改装前より広くし、ベンチを造作した。玄関ドアは引き戸。
式台と(写真撮影ポイントの手前に)手摺を設ける事で、上がり易い工夫をした。


食堂
日差しが差し込み、庭の植栽を眺めながら食卓を囲む。
サッシは2枚引込みなのでフルオープンでき、内外の空間が連続する。
天井は一部上げたところに竹を組んで、和室と調和させた。少しの変化で雰囲気は変わる。
右のガラス引き戸の奥は玄関。
食堂から和室をみる
足腰の負担のないよう段差をなくしている。障子で仕切って個室とすることもできる。
外部に面する障子は猫間障子となっており、上げると庭の緑が見える。


バルコニーから玄関アプローチ、サン・デッキを見下ろす


2階 寝室B
ベッドは階段上部を利用した造付。ステップで上り下りする。
下部は収納となっている。
2階 寝室A
南向きのバルコニーから陽光が降り注ぐ。
バルコニーで寝室Bとつながっている。
2階 寝室A
鏡台は床に座って使っていたものをイス式に変更し、スライドテーブルを作った。

右側の引戸は廊下へつながる。



バルコニー
平屋だったところの上をバルコニーにした。
隣の家からの視線を遮る壁を設けている。
やや奥行きがあるバルコニーは、空を眺めるのにお気に入りの場所になっているようだ。


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